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要介護認定は金に関わる大問題 [母の認知症関連]

要介護認定の訪問調査を受けるにあたり、私なりに勉強したのでそのあたりを纏めてみる。

要介護認定とは「この人にはどの程度の介護が必要か」というランクを付ける事を言う。
で、介護認定のランクが上であればあるほど、介護保険でカバーできる範囲が広くなる=区分支給限度基準額(単位)。

要介護認定のランクとしては、
要支援1、要支援2、要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5
で分けられていて、最も軽いのが要支援1、最も重いのが要介護5である。
詳しい内容はネットにてたくさん書かれているのでここでは割愛する。

私が言いたいのは、『要介護認定を低く見積もられて認定されると損しますよ!』と言う事。

例えば、
①要介護1の認定を受けて、区分支給限度基準単位が1,000とする。
種々のサービスは各々単位数を持っていて合計1,000を超えなければ全て介護保険対象となり、支払う金額は1割or2割で済む。
※支払う金額=サービスの単位合計×単価(各々の行政で決まっている)
ちなみに、この場合1,000を超えた部分に関しては全額自費になる。

②要介護3の認定を受けて、区分支給限度基準単位が3,000とする。
即ち、この場合要介護1よりも多くのサービスを介護保険内にて受ける事が出来る。

要介護1だと1,000までしか介護保険で対応出来ないが、要介護3では3,000まで介護保険で対応できるのである。

要は、要介護3レベルのサービスが必要にもかかわらず、要介護1の認定しか受けられなかった場合は、『自腹の支払い(介護保険適用外)が増える』訳だ。

これは、お金を支払う上で大変重要であり、長生きし続ければし続けるほど出費がかさんでいく。
※もちろん認定のやり直しは出来る。

なので、要介護認定は十分注意の上正しく認定されるように準備すべきかと思う。

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介護認定訪問調査 [母の認知症関連]

そんなこんなで、初めての(体験)デイサービスは終わった訳だが。・・・こっちは全くスッキリしない。

但し、一つのことに構い過ぎても次のアクションで失敗してしまうので切り替える事にする。

デイサービスの翌日は介護認定にかかる行政の訪問調査である。
当然、私と妻も同席すべく、朝一で実家に向かう。

訪問調査への対応は、行政から委託されている訪問調査員の方1名とこちら側は母・私・妻・ケアマネージャーさん二名。
状況を正しく伝えるために万全を期す。
訪問調査員のチェックするシートは事前にダウンロードして熟読しておいた。
基本的に訪問調査員の方はそのシートにチェックを入れるのが仕事。即ち、そのシートに沿った質問を行う。(但し、所見を書く欄もあるので、状況は細かく伝えた方が良い)

で、実際の訪問調査はどの様なものかと言うと
母への質問は一通りシートの内容に沿って質問するのでさほど時間はかからない。
母への質問の後、私が調査員の方に呼ばれて二人で話をする。(要は母が嘘をついていないか等)
母との話よりもむしろ私と話していた時間の方が長かった。

ここら辺はさすがプロだと思った。
外面が良い認知症の人間は何でも自分で出来る的な話をする。
そもそも出来なくなっている事を理解出来ない人間に何を聞いても時間の無駄。
初回の介護認定は半年後に再度認定の手続きを踏む事が出来る。
行政としても無駄に認定の手続きを増やしたくないだろうからその辺はキッチリ見るようだ。
(認定のハードル自体は厳しくなっていると言われている)

トータルで一時間程度で全て終了。
母への質問=20分
私への質問=40分
だいたいこんな感じ。
※事前に認知症の診断が出ている場合はその旨を最初に言わないと『認知症の介護認定』というスタンスで話が進まないので、必ず伝える事。逆に言えば認知症の診断が出てから訪問調査という手順を踏んだ方が話がスムースに進むと思われる。

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